色のない緑

ゲーム、アニメ、本の感想など書きます。主にTwitterの補完的な記事です。

本の感想

『生物と無生物のあいだ』を読んだ

福岡伸一先生の『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)を読みました。 新書を手にしたのは、昨年8月に宮口幸治先生の『ケーキの切れない非行少年たち』を読んだ時以来なので、実に半年ぶり。 福岡伸一先生の「生物と無生物のあいだ」を2章まで読んだ。…

『コンビニ人間』を読んだ

第155回芥川賞受賞作『コンビニ人間』を読みましたので、その感想になります。 この作品を手にとった経緯は下記のツイートから。 何読めばいいのかわからないから芥川賞受賞作から手を付けてみる。(少なくとも僕の観測圏内では)話題になった『コンビニ人間…

『ハーモニー』を読んだ

伊藤計劃の『ハーモニー』を読みました。 ネタバレ多めです。 「死」を考えせられる1冊 WatchMeにより、人々が健康管理され病気に悩まされない社会は、山田 宗樹先生の『百年法』を思い出しました。 不老不死を実現している点では『百年法』の社会の方が進歩…

『キミノスケープ』を読んだ

百合SFアンソロジーの『アステリズムに花束を』の『キミノスケープ』を読みました。短編集の1作品目から大変エモかった。 アステリズムに花束を 百合SFアンソロジー (ハヤカワ文庫JA)作者:出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2019/06/20メディア: 文庫 高度な…

『トリトンの火』を読んだ

ダイレンカリアのC94作品『トリトンの火』を読みました。 www.melonbooks.co.jp 当サークルの作品に触れるのは、『シルエット』『Android』『百合色50%』に続いて4作品目です。 最初に感じた違和感 私が本作品を読み始めた時の第一印象は、"わからない"とい…